遙かなるポーランド

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ポーリッシュポタリー/クリスマスツリーのキャンドルスタンド(ボレスワヴィエツ陶器)
[Boleslawiec/ボレスワヴィエツ陶器]プレート16cm(平皿)-du60(ポーリッシュポタリー)
ポーリッシュポタリー/マグカップ 0.2L Ceramika Millena 1-16-013





ポーランドの魅力


美しく雄大な自然

◆ポーランド中央平原(ワルシャワ南方)

ワルシャワからクラクフに向かう途中の風景です。どこまでも続く平原に麦や馬鈴薯の畑が広がり、点在する村々には教会の尖塔がそびえています。村の近くの森の脇では牛や馬がのんびりと草を食み、広大な畑地を耕す大型トラクターは豆粒のように見えます。クラクフに近づくにつれて、ゆるやかな起伏のある丘陵地が現れます。

◆ポーランド南部丘陵地帯(ザコパネ近郊)

ポーランド南部(ザコパネ近郊)

クラクフからさらに南のザコパネを目指すと、このような起伏に富んだ美しい丘陵地帯を目にします。前方の山並みは2000m級の山もあるタトリ山地で、その向こうはもうチェコやスロバキアです。

◆ポーランド西南部(ヴロツワフ近郊)

ポーランド西南部(ヴロツワフ近郊)

南西部の商業都市ヴロツワフからさらに車で1時間ほど走ると、美しい田園風景の中になだらかな稜線の山々が現れます。このような穏やかな姿の山は日本の山に似て懐かしい気がします。南西部のこのあたりは経済特区となっていて、近くには自動車関連を中心とする日系企業がたくさん進出しています。

◆ポーランド北部(マズーリ湖水地方)

ポーランド北部(マズーリ)

ポーランド北部のマズーリ地方には豊かな森に囲まれた大小様々の美しい湖が点在しています。夏は野鳥観察やキャンプ、ヨットやカヌー遊び、冬はスケートや氷上ウィンドサーフィンなどを楽しむために、ヨーロッパ各地から人々が集まってきます。

◆黄金の秋

ワジェンキ公園ショパン像ポーランドと言えば極寒の地と思われがちですが、首都ワルシャワの緯度は北緯約53度で、ベルリンやロンドンとほぼ同緯度です。平均気温は日本に比べて10℃ほど低いですが、集中暖房が発達しているため、冬季でも屋内は日本より暖かく快適です。南部の山岳地帯などでは、たまに洪水を起こすほどの激しい雨が降ることもありますが、年間雨量は日本の約3分の1程度です。真夏には30℃を超える日も何日かありますが、湿度が低いため過ごしやすく、とてもさわやかです。日本と同じくはっきりした四季があり、草花が一斉に芽吹く春、みどり鮮やかな夏、黄葉の美しい秋、うっすらと雪化粧する冬、それぞれに味わいがあります。とくに10月は「黄金の秋(Złota jesień ズウォタ・イエシュニ)」と呼ばれ、(残念ながらこの写真ではありませんが)抜けるような青空を背景にした白樺の黄葉は息をのむ美しさです。(写真:ワジェンキ公園:ワルシャワ)

ゆったりとした空間と時間

◆自然との調和

ワジェンキ公園樹木この国では、たとえ自宅の庭の木でも許可なく切ることは法律で禁じるなど、自然との調和をとても大切にしています。市街のいたるところに広々とした公園があり、時間がゆったりと流れている感じがします。 首都ワルシャワは樹木の多い緑豊かな町です。市街地の中ほどにあるヨーロッパ最大規模の広さを誇るワジェンキ公園では、夏の間、日曜毎に野外ピアノコンサートが催され、人々はバラ園のベンチに座ったり芝生に寝ころんだりして、自由に音楽を楽しみます。公園内の屋外ステージでは、オーケストラや民族舞踊の公演が行われることもあります。ワジェンキとは「お風呂」という意味で、王や貴族が狩りをした後に汗を流すための休憩所として作られた宮殿があります。

◆「無い」という贅沢

ワジェンキ公園内 園内には多くの樹木が生い茂り、ここが都会の真ん中であることを忘れさせてくれます。放し飼いのクジャクは人を恐れずに我が物顔で歩き回り、野生のリスがクルミやピーナッツを目当てに足下まで近寄ってきます。園内では、目障りな看板やポスターを見かけることはなく、無粋な自動販売機などはもちろんありません。樹林の中にほどよい空間を保ちながら点在するいにしえの宮殿や東屋、それ以外のものはありません。便利なものは何もない。でも、とてもぜいたくな気分になれるのはなぜでしょう。

確かな幸福感

◆心優しく礼儀正しい国民性

人々 ポーランドの人々は花がとても好きで、どの街でも数多くの花屋さんを見かけます。小さな花束や一輪の薔薇の花を大切そうに持って歩いている姿もよく見かけます。彼らは、日本人のことをとても礼儀正しいと言います。しかし、エレベーターでたまたま乗り合わせるとか出入り口のドアですれ違うなど、日常のちょっとした出会いの場面では、彼らの方がよくあいさつを交わしているように感じます。電車やバスの中では、若い人がごく自然にお年寄りに席を譲っています。特にシルバーシートを設ける必要などはないのです。また、道路を横断しようとする人がいれば、車は必ずといっていいほど止まり、歩行者優先は日本よりはるかに徹底していると感じます。国民の95%がローマ・カソリック教徒のこの国では、神父と警官と先生の言葉は絶対であるということが最近まで家庭で厳しく教えられていたということも無関係ではないでしょう。

◆手作りの豊かさ

ジャウカ 市民の多くが家庭農園や別荘を持っています。別荘と言っても、私たち日本人が想像するような贅沢なものではなく、夏休みに家族総出で作るなどした手作りのセカンドハウスが多いようです。休日には、森や林の中に点在する手作りの別荘やジャウカ(家庭農園)に出かけてゆっくり過ごします。ポーランド人の中にも便利で機能的な日本の生活にあこがれを抱く人はいますが、本当はポーランドの人々の方が豊かな生活を過ごしているのかもしれません。日本に来たことのあるポーランド人夫妻は次のようにコメントしています。「・・・日本は全てに便利だが、なぜか幸福感に欠けるシステムを感じる・・・」と。

薫り高い芸術文化

◆“ショパンですら入賞は難しい”とされるショパン国際ピアノコンクール

ショパンコンクールピアニストの登竜門フレデリック・ショパン国際ピアノコンクールは、5年に1度ワルシャワのフィルハーモニーホールを中心に開催されます。 
“もしショパンが出場したとしても入賞は難しいだろう”
とさえ言われるほど超難関のショパンコンクールには、世界中から300人近くの若いピアニストが参加します。多くの出場者は、夏から秋にかけて行われる1次~3次予選でふるい落とされ、本選に出場できるのは約10人です。優勝者を決める最終選考は、ショパンの命日である10月17日前後に行われます。日本からも毎年多くの若者が参加して上位入賞などの輝かしい成績を残していますが、ポーランドの人々は、「歴史も文化も異なる日本人が、なぜあのようにショパンを完璧なまでに理解し見事に演奏できるのか?!」と、驚きと賞賛をもって見つめています。一般的に日本ではポーランドはまだまだ遠い国のようですが、唯一ピアニストにとっては既にとても近い国だったのです。(写真:第15回授賞式 中央左:優勝者ブレハッチ 右:クファシニェフスキ大統領)

◇ショパン国際ピアノコンクール
 フレデリック・ショパン(1810年~1849年)はポーランド出身の作曲家・ピアニストです。ピアノの詩人とも呼ばれ、日本でもショパンの曲は広く親しまれています。ロシア支配下のワルシャワを逃れ、主にパリを舞台に活動しました。死後、遺言によってその心臓は故郷ワルシャワの正十字架教会に収められました。
 2005年の第15回コンクールでは、約300人の参加者のうち77人の日本人が予備審査を通過して予選に出場、4人が本選に進み、2人が4位に入賞しました。
 2010年の第16回コンクールでは、346人の参加者がビデオ選考で215人に絞られ、さらに予備選考で勝ち残った81人(そのうち日本人は17人)が10月の予選に参加しました。残念ながら日本人出場者17人の予選通過はなりませんでした。

<おすすめ動画>(YouTubeリンク)
★ショパン/ ピアノ協奏曲第1番第1楽章/ラファウ・ブレハッチ(19分)
・・・第15回優勝者です.
★ショパン/ピアノ協奏曲第1番第1楽章/辻井伸行(9分)
・・・辻井さん素晴らしい!涙が出てくる.
★ショパン/夜想曲/嬰ハ短調 遺作/堀 正文・竹内啓子(5分)
・・・哀愁漂うバイオリンの音色.
★ワルシャワ近郊の車窓風景(2分)・・・ワルシャワからショパンの生家に向かうバスの車窓風景.

牧場
遠くにカンピノスの森を望むワルシャワ北方の牧場

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ウィラノフの菜の花畑

菜の花畑(ワルシャワ郊外)

白樺の森とサイクリングロード

白樺の森とサイクリングロード

図 書
『善意の架け橋-ポーランド魂とやまと心-』兵藤長雄 1998 文藝春秋
『ポーランドの歴史』イェジ・ルコフスキほか 2007 創土社
『ポーランド学を学ぶ人のために』渡邊克義ほか 2007 世界思想社
『旅の指さし会話帳』岡崎貴子 2004 情報センター出版局
『ポーランド電撃戦』山崎雅弘 2010 学研M文庫

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とっておきのポーランド 世界遺産と小さな村、古城ホテル (地球の歩き方GEM STONE)



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