Poznań ポズナニ
古くはポーランド王国の首都だったこともあるポズナニ(Poznań)は、人口約58万人、ポーランド西部の商工業都市です。第二次世界大戦で市街の大半が破壊されましたが、ワルシャワ同様、残された資料をもとに昔通りの街並みが蘇りました。社会主義体制下の1956年には、生活改善を求める市民のデモを当局が弾圧し、多数の死傷者を出しました。連帯活動による民主化運動に先立つ10数年前のことです。
Toruń トルニ
コペルニクスの生誕地として有名なToruń(トルニ)はポーランド中北部の工業都市で、人口約20万人、近くには日本の大手家電メーカーの工場も進出しています。14世紀にはドイツ騎士団の拠点の一つとして繁栄しますが、1410年のグルンヴァルトの戦い(タンネンベルクの戦い)でドイツ騎士団は大敗し、やがてポーランド王国の支配下に入ります。第二次世界大戦では幸いにも戦火を免れ、中世のままの旧市街が残っています。